ハンドドリップをするときに必要なペーパーフィルター。
茶色や白の2種類あるけど色によるペーパーフィルターの違いはあるのか?
意外と大事なポイントなのでペーパーフィルターの違いについて解説します。
ペーパーフィルターとは
![コーヒーはドリップ後も活躍します](https://coffeefan.online/wp-content/uploads/2023/05/IMG_3532.jpg)
ペーパーフィルターとはコーヒー粉から成分を抽出するために使用する「ろ過紙」のことです。
主原料がパルプで作られている紙製のフィルターで、自宅でハンドドリップする際に一番オーソドックスタイプが「ペーパーフィルター」です。
ペーパーフィルターがコーヒー豆に含まれる油分を吸着してくれるため、すっきりとしたコーヒーに仕上がります。
ペーパーフィルターの違い
ペーパーフィルターは大きく分けて2つの違いがあります。
- メーカーの違い
- 色の違い
メーカーの違い
![コーヒードリッパーはメーカーによって形が微妙に違う](https://coffeefan.online/wp-content/uploads/2023/07/IMG_3919.jpg)
ハンドドリップする時に必要なドリッパー。
そこにはめて使用するのがペーパーフィルターなので、基本どのメーカーでもドリッパーに合わせたペーパーフィルターを販売しています。
いろいろ種類はありますが主に台形型(カリタ・メリタ)と円錐型(HARIO・KONO)に分かれます。
![コーヒードリッパーの違いによってペーパーフィルターの形も変わります](https://coffeefan.online/wp-content/uploads/2023/07/IMG_3920.jpg)
メーカー違いのペーパーフィルターでも使用できますが、ドリッパーの形がどれも微妙に違うため、サイズが合わずにズレてしまうことがあります。
また各メーカーとも自社のドリッパーに合うようにペーパーフィルターの繊維の粗さも計算されているので、購入したドリッパーと同じメーカーのペーパーフィルターを使用すればまず問題ありません。
100均などでも安いペーパーフィルターは販売されていますが、繊維の粗いものが多くコーヒーの抽出スピードが速くなってしまう傾向にあり、コーヒー成分を十分に抽出できず薄いコーヒーになってしまうこともあるので注意が必要です。
参考リンク
色の違い
ペーパーフィルターは「茶色」と「白」の2種類が存在します。
これはフィルター自体を漂白しているかしていないかの違いです。
茶色のペーパーフィルター
![茶色のペーパーフィルター](https://coffeefan.online/wp-content/uploads/2023/07/スクリーンショット-276.png)
漂白されていない「茶色」のペーパーフィルターは、原料のパルプの匂い(木の匂い)をわずかに感じることがあります。
匂いに敏感な方は、白いペーパーフィルターを使うか、茶色のペーパーフィルターを1度通し湯をして匂いを取ってから使用することをおすすめします。
ちなみに著者は基本茶色のフィルターを使用していますが、抽出されたコーヒーについて白いフィルターを使用した時との差は感じたことはありません。
![](https://coffeefan.online/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
白いペーパーフィルター
![白のペーパーフィルター](https://coffeefan.online/wp-content/uploads/2023/07/スクリーンショット-277.png)
本来茶色のペーパーフィルターを漂白して白い色にしています。これによりパルプの匂いが無くなります。
漂白といっても現在は人体に影響の無いとされている「酸素漂白」という技術を使って漂白されているので安心して使用できます。
ただし茶色のペーパーフィルターと価格を比べると漂白という手間がかかっている分少し割高になります。
![](https://coffeefan.online/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
ペーパーフィルターのサイズ
ペーパーフィルターのサイズはドリッパーに合ったものを選ぶ必要があります。
- 1~2人用
- 2~4人用
- 4~6人用
中に業務用の大サイズもありますので、ペーパーフィルター購入の際はサイズに注意してください。
ペーパーフィルターのメリット
- すっきりとしたコーヒーに仕上がる
- 後片付けが簡単
- 価格が安い
すっきりとしたコーヒーに仕上がる
ペーパーフィルターを使用して淹れたコーヒーは、ペーパーフィルターがコーヒーの油分や雑味を吸着してくれるのですっきりとした味わいに仕上がります。
後片付けが簡単
ペーパーフィルターは抽出が終わったら、コーヒー粉の入ったまま捨てれば良いので後片付けが簡単です。
抽出し終わったコーヒー豆は消臭剤としても使用できるので、気になる方はコーヒー豆の抽出カスで簡単消臭 捨てる前に再利用もご覧ください。
価格が安い
ペーパーフィルターは基本何十枚かセットで販売されているので、1枚当たりのコストは非常に安価です。
使い終わったら都度購入する必要があるのはデメリットでもありますが、数百円で購入できますし1枚ずつ使い捨てなのでメンテナンスも不要+衛生的です。
![](https://coffeefan.online/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
ペーパーフィルターのデメリット
コーヒーオイルは楽しめない
コーヒーオイル(油分)はペーパーフィルターが吸着してしまうので、コーヒー豆本来の香りや味わいをダイレクトで感じたい場合は、金属素材のフィルターやフレンチプレスなどでコーヒーを淹れる必要があります。
参考リンク:コーヒーフィルターの違い ペーパー・ネル・ステンレスの違いは何?
ペーパーフィルターの違いは何?茶色と白の違いはある? まとめ
- メーカーの違い→ドリッパーの形状に合ったものを使用
- 色の違い→匂いに敏感な方は「白」
- サイズの違い→ドリッパーサイズに合わせたものを使用
自宅でハンドドリップする際に、気軽に楽しめるのがペーパーフィルターの最大のメリットです。
お持ちのドリッパーの形状やサイズに合わせてペーパーフィルターを使用して、自分好みのコーヒーを楽しんでください。
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