高級コーヒー豆の代名詞「ゲイシャ」
「芸者」のような日本的な名前がついていますが日本のコーヒーではありません。
今回はコーヒー豆ゲイシャの特徴や高い理由などを解説します。
コーヒーのゲイシャとは?
「ゲイシャ」とはコーヒー豆の品種のことをさしており、エチオピア南部にあるゲシャ地域に自生していた品種で「ゲシャ」がなまって「ゲイシャ」と呼ばれるようになったと言われています。
原産はエチオピアですが、コーヒー豆の「ゲイシャ」の名を一躍有名にしたのは、パナマにあるエスメラルダ農園が栽培した「ゲイシャ」でした。
ゲイシャの特徴
ゲイシャはフローラルな香りと柑橘系のような上品な酸味とフルーティな甘みが特徴的です。
ただ一括りに「ゲイシャ」コーヒーといっても産地によって味わいが若干異なります。
パナマ エスメラルダ農園のゲイシャ
数ある「ゲイシャ」の中でも、パナマのエスメラルダ農園のゲイシャは別格の扱いです。
2004年にパナマで開かれたコーヒー品評会で、エスメラルダ農園が出品したゲイシャが当時の最高落札額を塗り替えました。
それ以降エスメラルダ農園のゲイシャは優勝を重ね、2008年にはゲイシャ部門も設けられゲイシャという名を世界に広めました。
パナマ エスメラルダ農園のゲイシャの味わい
雑味が少なくすっきりとした甘みをともなった酸味、柑橘系の爽やかな香りが特徴です。
その味わいから最も美味しいコーヒーと称されることもあります。
品質の高さと希少価値で価格は高めです。
エチオピアのゲイシャの特徴
ゲイシャの原産国でもあるエチオピア産のゲイシャはパナマ産のゲイシャとは違った味わいで、トロピカルな酸味と甘みが特徴です。
パナマ産と比べると比較的安い値段で購入することができます。
コスタリカのゲイシャの特徴
コスタリカ産のゲイシャは、一般的なコーヒー豆の精製方法ではなく「ハニープロセス」というコスタリカ独自の精製方法を用いているためフローラルな香りは抑えめで、まろやかで甘みのある味わいになっています。
コスタリカのゲイシャもパナマ産と比べると比較的安い値段で購入することができます。
ゲイシャが高い理由
- 高地栽培
- 枝がもろい
- 収穫できる実が少ない
- 病気に弱い
ゲイシャ種は、他のコーヒー豆の品種と比べると栽培が難しく、流通量も多く無いので希少価値が高くなっており、価格に反映されています。
また上記の理由により採算が悪く多くのコーヒー農園が栽培してこなかったため、苗自体の数も少ないとされています。
ゲイシャにおすすめの焙煎度
どの産地のゲイシャも香りが特徴的なので、浅煎り~中煎り(シナモンロースト~ミディアムロースト)で楽しむとゲイシャコーヒーの特徴を存分に楽しむことができます。
ゲイシャの飲み方
いつものコーヒーよりお湯の温度を低め(75℃~85℃)にすると苦味や雑味が出にくくなるため、ゲイシャの酸味や甘みを楽しめます。
また特徴的な香りや甘みを満喫するために、砂糖やミルクは入れずにぜひブラックで飲んでみてください。
ゲイシャはどこで手に入る?
店頭でもネットでもパナマのエスメラルダ農園のゲイシャは手に入りにくいと思いますが、エチオピアやコスタリカのゲイシャはネット通販で手に入れやすくなっています。
ただしどこの産地のゲイシャも常時在庫があるわけではないので、飲んでみたい方は見つけた時に購入しておくことをおすすめします。
リンクを貼っておくので気になる方はチェックしてみてください。
また購入の際は、ぜひ豆の状態で購入し飲む直前で挽いてください。
ちょっと手間ですが高級なコーヒー豆なので、少しでも美味しく味わってください。
パナマ エスメラルダ農園のゲイシャ↓

エチオピア産のゲイシャ↓
コスタリカ産のゲイシャ↓

コーヒーのゲイシャとは?特徴はなに?まとめ
- ゲイシャはエチオピア原産の希少なコーヒー豆
- パナマ エスメラルダ農園のゲイシャが最高級
- エチオピア、コスタリカ産のゲイシャもある
- 浅煎りをブラックで楽しんで
普段飲んでいるコーヒーより値段が高く、頻繁に飲むことは難しいかもしれませんが、スペシャリティコーヒーの代表格なので、ぜひ一度試してみてください。
酸味を楽しむ「ゲイシャ」には、酸味のあるチョコレートがよく合います。

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