コーヒーをお店で飲むときに必ずと言っていいほどある「アメリカン」の表示。
普段飲んでいるコーヒー（ブレンドコーヒーなど）と何が違うのか、自宅での淹れ方などを解説します。
コーヒーのアメリカンとは
コーヒーのアメリカンとは、浅煎りのコーヒー豆で淹れたコーヒーのことです。
- アメリカン＝薄めのコーヒー
という認識が一般的ですが、浅煎りのコーヒー豆を多めのお湯で抽出するので決して間違っているわけではありません。
コーヒー豆に「アメリカン」というものはなく、使用しているコーヒー豆は単一品種やブレンドされている豆で焙煎度合を浅煎りにしているケースがほとんどです。
またお湯で薄めたコーヒーを「アメリカン」と呼ぶこともあります。
アメリカンコーヒーは和製英語
アメリカンコーヒーの由来は所説ありますが、
- 戦後のアメリカ人が好んで飲んでいた
- アメリカ人が広めたコーヒー
という意味でアメリカンという名称が定着したといわれています。
アメリカンコーヒーという名称は和製英語なので、海外でコーヒーを注文するときに「アメリカンコーヒー」は通用しません。
アメリカンコーヒーの味わい
浅煎りのコーヒー豆を使用しているので酸味があり、さっぱりとした味わいが最大の特徴です。
また通常のコーヒーをお湯で薄めた「アメリカン」は酸味が抑えられ苦味やコクも弱くなる分、こちらもさっぱりとした味わいが楽しめます。
アメリカンコーヒーにおすすめの豆
アメリカンコーヒーのさっぱりとした飲み口を際立たせるため、酸味が特徴のコーヒー豆がおすすめです。
- グアテマラ
- メキシコ
- ブラジル
- コロンビア
それぞれのコーヒー豆の特徴を詳しく知りたい場合は、下記リンクよりそれぞれのページをご覧ください。
自宅でアメリカンコーヒーを淹れる方法
自宅でアメリカンコーヒーを淹れる方法は２つあります。どちらも簡単に淹れることができます。
- 浅煎りのコーヒー豆で淹れる
- お湯で薄める
浅煎りのコーヒー豆で淹れる
浅煎りのコーヒー豆を使う場合は、中挽き程度にコーヒー豆を挽いていつも通り淹れればOKです。
ただし一般的に販売されているコーヒー豆は「中煎り」のものが多いので、近所にある焙煎をしてくれるコーヒー店やネットなどで浅煎りのコーヒー豆を購入する必要があります。
＼ ポストコーヒーは種類がいろいろ／
お湯で薄める
お湯で薄めるアメリカンの場合は、使用するコーヒー豆は普段使用しているものでOK。
いつも通りコーヒーを淹れたらコーヒーカップ１杯に対しお湯を20～30mlほど足せば完成です。
コーヒーはいつも通り抽出して後からお湯を足すことがポイントです。
抽出時に多めのお湯で抽出してしまうとコーヒーの雑味が出やすくなってしまうので、後からお湯を足した方が旨味を感じながらさっぱりとしたコーヒーに仕上がります。
アメリカンとアメリカーノは違う
アメリカンコーヒーと似たようなものに「アメリカーノ」がありますが、「アメリカーノ」はエスプレッソをお湯で割ったイタリア発祥のコーヒーです。
ベースがエスプレッソのためアメリカンコーヒーとは違った味わいです。
コーヒーのアメリカンとは何？いつものコーヒーとの違う点 まとめ
アメリカンは
- 浅煎りのコーヒー豆で淹れたコーヒー
- お湯で薄めたコーヒー
の２種類ある
- 味はさっぱりとしている
- 自宅でも簡単にアメリカンコーヒーが淹れられる
浅煎りのコーヒー豆を使えばさわやかな酸味が楽しめますし、コーヒーの苦味が苦手な方は、アメリカンコーヒーを試してみてはいかがでしょうか？
お湯で薄める方法であれば、すぐにでもアメリカンコーヒーを楽しめるのでぜひ一度お試しください。
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