暑い季節にピッタリのアイスコーヒー。
アイスコーヒーを作るときに最適なコーヒー豆を使用すると格段に美味しく仕上がります。
今回はアイスコーヒーにピッタリなコーヒー豆と選び方などを紹介します。
アイスコーヒーに合うコーヒー豆の選び方
どのような味のアイスコーヒーが飲みたいかによって選ぶコーヒー豆や焙煎度が変わってきます。味覚には個人差があるのであくまで一例ですが参考にしてみてください。
- 苦味が強くしっかりとした味わい→深煎りの南米産のコーヒー豆をドリップ式で淹れる
- まろやかですっきりとした味わい→浅煎りの中米産のコーヒー豆を水出しで淹れる
アイスコーヒーに合うコーヒー豆の焙煎度
アイスコーヒーは「深煎り」のコーヒー豆を選ぶのが一般的ですが、お好みによって「浅煎り」のコーヒー豆を使用しても問題ありません。
アイスコーヒーにはなぜ「深煎り」なのかというと、個人差はありますが、人間の味覚が冷たいものは苦味を弱く感じ、酸味を強く感じやすいといった特徴があるためです。
- 苦味が強くしっかりとした味わいが好きなら「深煎り」
- 酸味がありすっきりとした味わいが好きなら「浅煎り」
深煎りなら、フレンチローストかイタリアンロースト。
浅煎りなら、ライトローストがおすすめです。
焙煎についてはコーヒー豆の焙煎(ロースト)種類・特徴一覧でも紹介しています。
アイスコーヒーに合うコーヒー豆の産地
コーヒー豆の産地によっても味の特徴が変わってきますのでお好みの産地のコーヒー豆を選んでみてください。
- 南米(ブラジル、コロンビア)
- 中米(コスタリカ、パナマ)
- アフリカ(エチオピア、ケニア)
その他のコーヒー豆の種類については、コーヒー豆の種類と特徴一覧 自分好みの味をみつけよう!で詳しく解説しています。
南米(ブラジル、コロンビア)のコーヒー豆の特徴
コクがあり全体のバランスのとれた味わい。
南米産のブラジルやコロンビアのコーヒー豆は、他の豆とブレンドする際の主要な豆にもなっているので外れが少ないコーヒー豆です。
参考リンク:コーヒー豆 ブラジルの特徴とおすすめの飲み方、コーヒー豆 コロンビアの特徴とおすすめの飲み方
中米(コスタリカ、パナマ)のコーヒー豆の特徴
柑橘系のフルーティな酸味が特徴。
苦味が強くない方が良ければ、中米のコスタリカやパナマ産のコーヒー豆がおすすめです。
参考リンク:コーヒー豆 コスタリカの特徴は?等級やおすすめの飲み方、コーヒー豆 パナマの特徴は?等級やおすすめの飲み方
アフリカ(エチオピア、ケニア)のコーヒー豆の特徴
独特の香りや味わいがあるので好みの分かれるコーヒー豆。
エチオピアやケニアのコーヒー豆は独特の味わいがあるので、失敗したくない方は試飲してから購入した方がよいと思います。
参考リンク:コーヒー豆エチオピアの特徴は?おすすめの焙煎度と飲み方、コーヒー豆 ケニアの特徴は?おすすめの焙煎度と飲み方
単一のコーヒー豆を選ぶのに抵抗がある場合はブレンド
単一のコーヒー豆を選ぶのが抵抗のある方は、複数の豆が入っているブレンドタイプがおすすめです。
ブレンドでも使用豆の表記は必ずされおり、各メーカーそれぞれのコーヒー豆の特徴を活かしながら複数の豆をブレンドし飲みやすく仕上げてくれているので、お好みに近いコーヒー豆を選んでみてください。
迷ったらスターバックスのアイスコーヒーを選んでおけば安心・安定のおいしさです。
参考リンク:コーヒー豆はブレンドとストレートどっちが良い?選び方のポイント
アイスコーヒーに適したコーヒー豆の挽き方
コーヒーは粉が細かくなるほど成分が濃く抽出できるため、アイスコーヒーには「中細挽き」がおすすめです。
お店でコーヒー豆ではなく粉を購入する際も挽き方のところを確認して購入するようにしてください。
近隣のお店でコーヒー豆を挽いてくれる場合も「アイスコーヒー用にしてください」と伝えると最適な挽き方をしてくれます。
コーヒー豆の挽き方については、コーヒー豆の挽き方5種類 自宅で美味しいコーヒーを淹れるコツで詳しく解説しています。
美味しいアイスコーヒーの淹れ方
アイスコーヒーの淹れ方で味わいに変化がうまれるので、お好みに合った方で淹れてみてください。
アイスコーヒーは氷を入れて飲むことも多いと思うので、コーヒー粉を多く、水の量を少なくして濃い目に抽出し氷での濃度の調節をすると美味しいアイスコーヒーに仕上がります。
- 水出しコーヒー
- ドリップ式アイスコーヒー
- コーヒーメーカー
それぞれの特徴を解説します。
水出しコーヒー
水出しコーヒーは甘くまろやかに仕上がります。
コーヒー豆をお湯で淹れるときよりも、カフェインやタンニン、油分などが抽出されないので苦味や酸味が少ないまろやかな味に仕上がります。
ただし時間をかけて(6~8時間)抽出するのですぐには飲めません。
酸化しにくいため、2~3日程度なら冷蔵庫で保管できます。
水出しアイスコーヒーを作るときは【水】についても少し意識すると、さらに美味しいアイスコーヒーに仕上がります。詳細はコーヒーを淹れる【水】は水道水とミネラルウォーターのどっちが良い?で詳しく解説しています。
ドリップ式アイスコーヒー
ドリップ式アイスコーヒーは香りや味を一気に閉じ込めることができ好みの味に調整しやすいのが特徴です。
いつも通りお湯でドリップしたコーヒーを氷で一気に冷やして作ります。
個人的にはアイスコーヒーもドリップで淹れたものがおすすめです。
時間が経つと酸味やエグさが出てしまい保存には向いていないので、すぐに飲み切る場合におすすめです。
コーヒーメーカーでアイスコーヒーを淹れる場合
水の量を少なくして濃いコーヒーを抽出するようになっています。
お使いのこーいーメーカーの表示に従って、水の量を調整すればあとはいつも通りでOK。
グラスに8分目まで氷を入れてから、出来上がったコーヒーを注ぎかき混ぜて冷やします。コーヒーメーカーの種類によってはサーバーに氷を入れておくタイプもあります。
アイスコーヒーに使う氷
アイスコーヒーに入れる氷も通常の氷でも良いですが、アイスコーヒーで氷を作れば薄くならず冷たいまま飲み切ることが出来るのでおすすめです。
少し多めにアイスコーヒーを抽出して【氷用】にしておきましょう。
アイスコーヒーにあうコーヒー豆はどれ?選び方のコツ まとめ
味覚の個人差があるので、ピンポイントに「アイスコーヒーにはこのコーヒー豆を何グラム使って・・・」といったことは難しいですが、
- 苦味が強くしっかりとした味わい→深煎りの南米産のコーヒー豆をドリップ式で淹れる
- まろやかですっきりとした味わい→浅煎りの中米産のコーヒー豆を水出しで淹れる
上記を参考にアイスコーヒー用のコーヒー豆を選んでみてください。
水出しやドリップ、コーヒー豆や焙煎度合、豆の挽き方によっていろいろな味が楽しめるのがコーヒーの魅力なのでいろいろ試してみてください。
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